
全日本ホテル連盟(ANHA)が発表した会員ホテルの8月の全国平均客室利用率は80.4%で、前年同月比5.9ポイント増となった。
8月について、「夏休み期間につき、各地域とも国内旅行の需要が増え、高稼働となった。学生スポーツ大会の開催に伴う団体客の受け入れ、数年ぶりの開催となる花火大会や音楽フェス、コンサートの開催など、宿泊需要のプラスになる要素が多くあった。しかし、高稼働が見込めるお盆期間には台風の接近に伴い、多数のキャンセルが発生し、大幅な機会損失となったとの報告が多くあった」とANHA。
地区別では「前月に続き、関東、近畿地区の数値が前年を大きく上回った。その要因として、インバウンド需要に加え、TDR、USJ利用客、関西地区では甲子園関連の集客も影響しているようだ。また、前月に続きハイシーズンの北海道地区の稼働も非常に高い」と分析している。
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