全国企業の景気DI、旅館の数値最低に

  • 2020年4月13日

初の1桁台を記録

 帝国データバンクはこのほど、全国企業対象の景気動向調査の3月分を公表した。同月の景気DI(0~100、50が判断の分かれ目)は、旅館・ホテルが前月比16.2ポイント減の7.0と、調査開始後初の1桁台になるとともに、51業種中の最低を記録した。全業種トータルのDIは同6.2ポイント減の32.5と、調査開始後最大の下落幅となった。

 10業界、51業種のDIが全て悪化。23業種で過去最大の下落幅となった。新型コロナウイルスの影響で個人消費に関連する業種の景況感が大きく落ち込んだ。

 10業界のうち、サービスは同9.8ポイント減の35.3。下落幅が過去最大となった。旅館・ホテルをはじめ、飲食店(18.1ポイント減の14.2)、娯楽サービス(18.7ポイント減の17.0)の3業種で過去最低を記録した。

 小売は同7.4ポイント減の26.7。8年11カ月ぶりの20台となった。

 10の地域別も全てが悪化。47都道府県全てが5年11カ月ぶりに悪化した。

 規模別では、大企業、中小企業、小規模企業の全てが過去最大の下落幅になった。

◇   ◇

 企業の景況感に関する主な回答は次の通り。

 「新型コロナウイルス感染症の影響で大幅に売り上げが減少」(現状、悪い、旅行代理店)。

 「新型コロナウイルスの影響で売り上げが7割以上落ちている」(現在、悪い、一般貸切旅客自動車運送)。

 「新型コロナの影響で人の移動が制限されレンタカーの需要が激減」(現在、悪い、自動車賃貸)。

 「コロナウイルスまん延により大口宴会予約のキャンセルおよび来客数が極端に減少」(現在、悪い、中華・東洋料理店)。

 「取引先のバス会社の仕事がない。個人消費も低迷」(現在、悪い、ガソリンスタンド)。

 「新型コロナウイルスの影響による需要増加」(現在、良い、スーパーストア)。

 「ICT関連の業界は外出自粛の影響を受けない。テレワーク特需の恩恵も少なくない」(現在、良い、ソフト受託開発)。

 「コロナ騒動が終息すれば反動で需要増になるのは間違いないが、客室数以上の売り上げは上げられないため、現時点の落ち込みをカバーすることは難しい」(先行き、悪い、旅館)。

 「婚礼日延べや宴会キャンセルにより売り上げが減少する見込み」(先行き、悪い、結婚式場)。

 「新型コロナウイルスの影響で、消防設備点検の実施が難しい会社が多くなってきている。当地域は宿泊施設などが多いため大変心配している」(先行き、悪い、警備)。

 「見通しの立たない厳しい状況が続く」(先行き、悪い、旅行代理店)。

 「新型コロナウイルスによる紙類の特需がしばらくは継続すると見込まれるが、1年後の反動は大きいとみられる」(先行き、どちらでもない、各種商品小売)。

 「先送りしていた顧客の設備投資が動き始めると期待」(先行き、良い、電子部品製造)。

 
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