佐賀県嬉野温泉の5旅館は10月末までの毎週金曜夜、映画鑑賞イベント「嬉野温泉 宿シネマ 温泉入ってレイトショー」を開催している。旅館の宴会場やロビーにスクリーンを設置。湯上がりにビールを片手に、浴衣姿でくつろぎながら名画を鑑賞してもらおうという企画だ。
上映作品はすべて1960年から70年代のマニアックな作品。温泉地のレトロな雰囲気を感じてもらおうと、佐賀市の名画座シアターシエマのスタッフがそれぞれの旅館のイメージにマッチした作品を選んだ。
8月17日は大村屋で、宍戸錠、長門裕之、浅丘ルリ子ら往年のスターが競演したアクション喜劇「危いことなら銭になる」を上映。
企画した同館の北川健太社長は「去年は野外で映画上映イベントを行ったところ好評だったので、今年はより温泉に近い旅館内での上映にした。嬉野は映画館がないので、映画を上映したいという気持ちと、大宴会場の活用法のモデルケースとして考えた。今後は参加旅館数を増やして通年のイベントとして定着させたい」と語った。
8月24日は御宿高砂で「大巨獣ガッパ」を上映。今後は9月7日にやすらぎの四季の宿吉田屋で「探偵物語23くたばれ悪党ども」、21日に和多屋別荘で「あしたのジョー」(実写版)、10月12日に観光ホテル大正屋で「あばよダチ公」、26日に大村屋で「女番長野良猫ロック」をそれぞれ上映する。
入場料は入浴、貸し出し浴衣料込みで1500円。小学生以下無料。
スタンプラリーも併せて実施。スタンプ3個でシアターシエマのペア映画鑑賞券、嬉野温泉お茶せっけん1個、スタンプ6個で抽選で1人にシアターシエマ映画鑑賞券10枚、嬉野温泉ペア宿泊券をプレゼントする。
イベントの告知チラシ