会津乗合自動車(福島県会津若松市)は7月25日、芦ノ牧温泉の老舗ホテル「丸峯観光ホテル」(星保洋社長、従業員80人、資本金3千万円)の民事再生手続きに伴うスポンサー支援について基本合意書を締結したと発表した。同ホテルはみちのりホールディングス(HD、東京都千代田区)の傘下に入り、事業再生を目指す。
会津バスによると、同ホテルは1960年開業。本館・別館・離れの3館でなり、客室数は計114室、収容人員514人。六つの宴会場や千人収容のコンベンションホールを備え、温泉地区で最大規模を誇る。
東日本大震災の原発事故による風評被害が長引いたことや新型コロナの影響を受け、自力再生が困難となったことから、今年2月に福島地裁会津若松支部に民事再生法手続きの申し立てを行っている。
その後、会津バスとみちのりHDがスポンサーとして指名され、7月14日に基本合意書を締結。「スポンサー契約の締結は8月末を予定している」という。
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