昨年7月の豪雨で通行止めとなっていた北アルプス・乗鞍岳の山岳道路「乗鞍スカイライン」が22日、片側交互通行ながら開通することになった。これを受け、濃飛乗合自動車(濃飛バス、岐阜県高山市)は23日から、乗鞍と上高地の2カ所を1日で巡る定期観光バスを期間限定で運行する。
このバスは「北アルプス2大パノラマ 乗鞍・上高地1デーツアー」。23日から8月29日までの毎日と、9月4日から10月17日までの土日祝日に運行。係員が同行し、出発時の検温やアルコール消毒を実施する。高山市産業団体等消費活性化策支援事業補助金の活用で、通常料金の半額、大人4800円(通常9600円)、小人3900円(同7800円)で利用できる。料金には昼食代のほか、乗鞍畳平で使える商品券500円分を含んでいる。
スカイラインは昨年7月、道路が50メートルにわたって崩れ落ちたり、土砂が流れ込んだりし、通行止めが続いていた。