鉄道旅客協会が4日に発表した今年9月の主要旅行業12社の旅行取扱額は、総取扱額が前年同月比5.3%減の2735億7877万円だった。内訳は国内旅行が同8.1%減の1576億1521万円、海外旅行が同2.8%減の1088億2755万円、外国人旅行が同44.8%増の55億7732万円。
国内旅行は、前年実績を上回ったのが日本通運の1社のみ。4社は2ケタの減少と低調だった。
海外旅行は12社中6社が前年実績を超えた。
外国人旅行は取り扱い11社中8社が前年を上回り、うち6社は2ケタの増加となった。
今年4月からの累計は、総取扱額が前年同期比6.2%増の1兆6009億5625万円。内訳は、国内旅行が同0.8%減の9662億7792万円、海外旅行が同19.1%増の5936億8191万円、外国人旅行が同26.9%増の312億6245万円。
累計額をみると、総取扱額では読売旅行(同3.3%減)を除く11社が前年を上回った。国内旅行はジェイティービー(同0.2%増)、日本旅行(同1.6%増)、日本通運(同14.2%増)のみ前年実績を超える状況。海外旅行は12社とも前年を上回った。外国人旅行は11社中8社が前年を超え、うち7社が前年実績から2ケタ増だった。