観光庁が20日に発表した今年3月の主要旅行業62社の旅行取扱状況(速報)は、総取扱額が4975億2746万円で前年同月比11.8%減だった。8カ月連続の前年実績割れとなった。このうち国内旅行は5カ月連続で前年割れし、同8.0%減の3135億487万円だった。海外旅行は同17.7%減の1803億3591万円で、10カ月連続前年実績を下回った。外国人旅行は同19.5%減の36億8669万円で、7カ月連続減となった。
国内旅行で前年実績を超えたのは取り扱い57社中、10社のみ。エイチ・アイ・エス(前年同月比8.4%増)、沖縄ツーリスト(同8.3%増)などが好調だった。
外国人旅行は、取り扱い34社中13社が前年を超えた。トップツアー(同59.5%増)が好調だった。
旅行商品ブランド(募集型企画旅行)は、総取扱額が前年同月比7.6%減の1502億4863万円だった。このうち国内旅行は同2.9%減の947億7250万円、海外旅行は同14.7%減の552億5877万円、外国人旅行は同21.5%減の2億1737万円。
取扱人数は同3.5%減の446万5665人。内訳は、国内旅行が同3.8%減の402万4966人、海外旅行が同1.0%減の42万8832人、外国人旅行が同37.4%減の1万8953人。