観光庁が12月15日に発表した09年10月の主要旅行業62社の旅行取扱状況(速報)は、総取扱額が前年同月比15.8%減の5175億9693万円だった。前年実績割れは15カ月連続。このうち国内旅行は同14.3%減の3368億3672万円、海外旅行は同18.7%減の1740億916万円、外国人旅行は同11.9%減の67億5105万円。いずれの分野とも前年を2ケタ下回った。
国内旅行は12カ月連続で前年を割り込んだ。取り扱い57社中、前年の取扱額を超えたのは、エイチ・アイ・エス、i.JTB、JTBグルーバルマーケティング&トラベルの3社のみ。
海外旅行は前年割れが17カ月連続となった。取り扱い60社のうち前年超えは7社。
外国人旅行は、14カ月連続前年比減。34社中12社が前年を超えた。近畿日本ツーリストの好調が目立つ。
募集型企画旅行は、総取扱額が前年同月比12.2%減の1351億1569万円。このうち国内旅行は同15.6%減の769億2653万円、海外旅行は同7.3%減の578億5303万円、外国人旅行は同4.9%減の3億3612万円。
募集型企画旅行の総取扱人数は、前年同月比10.2%減の339万4790人だった。内訳は、国内旅行が同12.3%減の300万135人、外国人旅行は同13.3%減の1万7381人と2ケタ減。一方海外旅行は同11.7%増の37万7274人と好調だった。