
観光庁が10月13日に発表した主要旅行業者43社・グループの2023年8月の旅行取扱状況(速報)で、総取扱額は2019年同月比34.2%減の3178億4354万円となった。国内旅行が27.2%減の1916億9211万円となり、7月以降減少幅が拡大しているところ。このほか海外旅行が44.4%減の1118億8289万円、訪日旅行が21.0%減の142億6855万円だった。なお、観光庁では2023年1月分から前年比を公開していない。
総取扱額で19年の実績を上回った会社は7社で、このうち取扱額が最も大きかったのは東武トップツアーズで0.4%増の107億9267万円だった。伸び率が最も高かったのは富士急トラベルで63.7%増の9億7547万円だった。
国内旅行で19年を上回ったのは7社で、取扱額が最も大きかったのは東武トップツアーズ(10.1%増・80億8376万円)、伸び率が最も高かったのは富士急トラベル(70.2%増・9億4705万円)で、総取扱額と同様の結果となった。取扱額が19年の5割未満だった会社は8社で、19年は取扱いがあったが今年はなかった会社は菱和ダイヤモンド航空サービスの1社だった。
会員向け記事です。