
鉄道旅客協会が10月31日に発表した主要旅行業13社の9月の旅行販売概況は、総取扱額が前年同月比4.3%減の2767億9167万円だった。総取扱額が前年同月と比べ減少したのは、2月以来8カ月ぶり。
内訳は、国内旅行が前年同月比3.8%減の1598億8180万円、海外旅行が同6.4%減の1104億5873万円、外国人旅行が同42.0%増の48億5119万円となった。
総取扱額が前年同月比を上回った会社は名鉄観光サービスだけだった。
分野別では、国内旅行で前年同月を上回った会社は東武トラベルと名鉄観光サービスの2社だけ。海外旅行で前年同月を上回ったのはジェイティービー、トップツアー、京王観光の3社。外国人旅行は8社だった。
総取扱額の2010年同月比は3.1%減だった。13社中、総取扱額が10年同月より増加したのは、東武トラベル、クラブツーリズムの2社だけ。09年より総取扱額の同月比が増加した会社はなかった。
今年4月からの累計は、総取扱額が前年同期比12.9%増の1兆7071億1049万円。10年同期比は9.8%増だった。累計総額が10年度より増加したのは、ジェイティービー、東武トラベル、名鉄観光サービス、クラブツーリズムの4社。