鉄道旅客協会が7月28日に発表した主要旅行業12社の今年6月の旅行取扱額は、前年同月比4・1%増の2886億2892万円だった。内訳は、国内旅行が1・7%増の1773億87万円、海外旅行が9・3%増の981億7058万円、外国人旅行が増減なしの113億5521万円、その他が8・0%増の18億226万円だった。
総取扱額が前年を上回ったのは、京王観光、農協観光、読売旅行を除く9社。このうち東武トップツアーズ、阪急交通社は2桁の伸びとなった。国内旅行はKNT―CTホールディングス、京王観光、農協観光、読売旅行、日通旅行を除く7社が前年比増。海外旅行は9社、外国人旅行は6社が前年実績を超えた。
今年4月からの累計を見ると、12社の総取扱額は前年同期比3・7%増の8019億7389万円。各社の状況を見ると、農協観光、読売旅行を除く10社で総取扱額が前年同期を上回った。
分野別で見ると、国内旅行は2・3%増の5062億5700万円、海外旅行が5・9%増の2468億2156万円、外国人旅行が7・5%増の432億9737万円、その他が9・0%増の55億9796万円。前年同期実績を超えたのは、国内旅行は9社、海外旅行は11社、外国人旅行は10社。