中小企業基盤整備機構関東本部(中小機構関東)は、外国人富裕層の獲得を目指すインバウンド支援をスタートする。第1弾として外国人富裕層の消費動向や視点、富裕層獲得のポイントなどを解説するセミナーを東京都内で10月15日から11月12日まで全4回開催する。
参加対象は、外国人富裕層の獲得を目指す伝統的産業分野など高付加価値商品の製造者、サービス事業者、宿泊事業者など。参加費は無料。
第1回は10月15日に経団連会館カンファレンス(東京都千代田区)で開催。テーマは「外国人富裕市場の最新動向と消費性向、富裕層の視点」。日本政府観光局(JNTO)・市場横断プロモーション部富裕層担当の小林大祐氏が「富裕旅行者のマインド、消費の考え方」など、JTBグローバルマーケティング&トラベル・取締役の吉村久夫氏が「富裕旅行者はどのような消費を行うか、具体的な例」などを解説する。
第2回は10月30日に。テーマは「クルーズ船富裕旅行者取り込みによる地方創生」。東武トップツアーズ・国際事業推進部部長の濱野一哉氏が「富裕層向けのラグジュアリー観光で好まれるコース」などの秘訣について語る。
第3回は11月12日。テーマは「地域の魅力発信と旅館との連携で外国人富裕層を地域に取り込む」。北陸観光協会・会長で、かよう亭(石川県・山中温泉)・社長の上口昌徳氏が「富裕ビジネスにおける地域産業とのコラボレーション」などの持論を展開する。
第4回は11月12日。テーマは「ラグジュアリー層を取り込む地域全体・広域の取り組み」。長野県白馬村観光局・事務局長の福島洋次郎氏が「ラグジュアリー層を取り込む白馬地域のおもてなし」などを語る。