恩賜上野動物園(東京都台東区)は12月19日、6月12日に誕生したジャイアントパンダ「シャンシャン(香香)」を公開した。新たなパンダが誕生したのは5年ぶりで、動物園にはパンダをひと目見ようと多くの人が訪れている。18年は日中平和友好条約40周年の年。パンダが平和、友好の使者となることが期待される。
一般公開を前に、18日には「ジャイアントパンダ『シャンシャン』公開を祝う会」を開催。地元の小学生や関係者らにお披露目した。
冒頭、東京都の小池百合子知事が「野生のジャイアントパンダは絶滅の危機にあり、世界で1800頭しか生息していない。シャンシャンの成長を通じて、野生動物の保護の取り組みのきっかけになれば」とあいさつ。
福田豊園長が「生後6カ月、12キログラムとなった。上野動物園では初めての自然交配となる。今後の繁殖と日中の友好を深めることにつなげられれば」と述べた。