鳥取県の名産「二十世紀梨」と県の観光をPRしようと、キャラバン隊が8月24日、東京・池之端の観光経済新聞社を訪れた。関東には9月上旬から百貨店などでお目にかかれるが、一足早い秋の訪れとなった。
来社したのは、二十世紀梨大使(わかとりメイツ)の福田茜さん(21)=写真中央=ら3人。
県の二十世紀梨生産量は全国1位で、国内生産量の約半分を占めている。今年はハウス栽培の平均糖度が10.5と過去5年間で最大となり、これから出回る露地ものにも期待が持てるという。
最近注目されているのが新品種の「なつひめ」(青梨)や「新甘泉」(赤梨)。県が20年の歳月をかけて研究、育成したもので、青梨は糖度が11.5度以上、赤梨は13度以上のものが出荷される。
福田さんは「二十世紀梨に含まれる酸味成分のリンゴ酸やクエン酸は疲労回復の効果があり、夏バテ気味の人にはお勧めです。みずみずしい食感を味わって」と述べると共に、開催中の「国際まんが博」(11月25日まで)や鳥取砂丘、水木しげるロードなど県の見どころをPRした。
県は二十世紀梨やブランド化を進めているなつひめ、新甘泉をアピールするため、8月29日、東京・新橋にあるアンテナショップ「食のみやこ鳥取プラザ」で試食PR会を開催。9月2、3日には都内の百貨店でも同様のイベントを行う。