阪神高速道路会社、関西汽船、さんふらわあトラベルの共同企画により、九州から関西を訪れるドライブ旅行者にお得なプランが販売されている。別府〜大阪間のカーフェリーを利用して大阪に宿泊する旅行商品に申し込むと、オプションで阪神高速の乗り放題パスが利用できる。10月30日出発分からスタートし、来年3月末まで。
3社の共同企画は、観光庁が今年3月、事業者や地域など幅広い観光関係者に呼びかけて設置した「国内観光旅行の振興に関する連絡会議」をきっかけに実現した。
さんふらわあトラベルが阪神〜別府航路の100周年記念の期間限定商品として、フェリーを利用した「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)を満喫・大阪宿泊プラン」を特別価格で発売。この商品の参加者だけに阪神高速道路会社が阪神高速(大阪府、兵庫県内)の通行料金が終日1200円で乗り放題となるパスを提供する。パスは、ETC搭載の乗用車が対象。
旅行代金には、別府〜大阪間のフェリー往復運賃(乗用航送運賃含む)、指定ホテルの宿泊料(1泊朝食付き)、USJのスタジオパス1日券が含まれる。乗用車1台で大人3人1室利用の場合、料金は1人当たり2万5千円から。別途、阪神高速乗り放題パスの料金。乗り放題パスの利用には、インターネットを通じた事前の登録が必要になる。
阪神高速道路・営業部営業企画課の原広行課長代理は「3社が協力してうまく連携できた。カーフェリーの利用促進、高速道路を生かした関西圏の観光活性化につながれば」と期待している。