北海道ニセコ地区でアウトドア観光を展開するニセコアドベンチャーセンター(NAC)が設置を進めていた野外体験施設「アドベンチャーパーク」が完成し、11月4日から一般営業を始めた。
樹上に設けられたつり橋やロープ、縄はしごなどを伝って木々の間を移動する遊具施設。ニセコヒラフスキー場そばの森の中にエストニアから専門業者を招いて、全長約1キロの国内最大級となるコースを作った。一度に120人が利用できる。5~13メートルの樹上に難易度の異なる一般用6コースと上級用2コースが設けられ、併せて99種類の遊具を用意。木と木の間の伝い歩きやブランコ、樹上からのダイビング、ジップラインなどにトライし、ニセコの大自然とアクティビティーを楽しむことができる。
11月3日に行われたオープニングセレモニーには、地元倶知安町の西江栄二町長や観光関係者約60人が出席。ニセコ観光の大きな力になると期待を寄せた。
ラフティングやキャニオニングなどのアクティビティーを開発し、ニセコ地区の体験観光を先導してきたNACのロス・フィンドレー代表は「本格的なアドベンチャー施設を作ることができた。今後も、いろいろな体験メニューを考え、ニセコの魅力アップにつなげていきたい」と話す。
利用料金はコースごとの設定になるが、今季(3月31日まで)は全コース一括料金(5千円)とし、11月末まではオープニング特別価格(2千円)で利用できる。
問い合わせは、NAC TEL0136(23)2093。