トリプラは27日、成田エクスプレスと東京モノレールの全車両に多言語AI「triplaチャットボット」を導入すると発表した。
訪日外国人観光客数は年々増加傾向にあり、2020年には4,000万人に達すると見込まれています(観光庁調べ)。鉄道業界では、看板やポスターの多言語表記対応が進められていますが、外国人観光客が訪日中に困ることに「コミュニケーション」や「目的地までの公共交通の経路情報の入手」、「公共交通の利用方法(乗り方)、利用料金」などが挙げられており※2、公共交通機関を利用する難易度は高いと言えます。さらに案内を担当する駅係員の人員数には限界があり、人的リソースの補充以外の方法で、鉄道を利用する外国人観光客の利便性を向上させる必要があります。
本実験の期間中は、国際的スポーツ大会が日本国内にて開催中で、訪日外国人観光客数の増加が予想されます。N’EXおよび東京モノレールを利用する外国人観光客は、空港特急車内で初となる「triplaチャットボット」のサービスを通じて、乗り換え方法、駅構内図、宿泊施設までの道のりを多言語で把握することができます。
トリプラは、今回行うJR東日本との共同実証実験において、「triplaチャットボット」を用いてN’EXおよび東京モノレールを利用する外国人観光客の快適な旅をサポートし、顧客満足度の向上に貢献し、JR東日本が抱える課題解決をサポートします。
トリプラは今後も、宿泊業界を中心に成長した「triplaチャットボット」を観光客の移動に欠かせない鉄道業界へ展開することで、業界全体の業務効率化と顧客満足度向上への貢献に努めるとともに、課題解決に貢献するマーケットイン型のIT・AIサービスの導入を進め、旅行業界に新たな価値を創造します。
※1:旅行特化型チャットボットサービスを展開するtripla社がJR東日本スタートアッププログラム2018を通じて実証実験を開始
https://corp.tripla.jp/20181127-2
※2:参照 観光庁「外国人旅行者に対するアンケート調査結果について
http://www.mlit.go.jp/common/000190659.pdf
■トリプラ×JR東日本 共同実証実験概要
実施期間: 2019年10月1日(火)~2019年12月31日(火)
実施場所:①N’EX全車両内(成田空港駅~池袋駅間および横浜駅間)およびホーム・コンコース等駅構内
②東京モノレール全車両内(羽田空港第2ビル駅~浜松町駅間)
N’EXの停車駅(品川駅・新宿駅・池袋駅・横浜駅)では、ホーム・コンコース等駅構内でもご利用いただけます。
利用方法:①N’EXではJR-EAST FREE Wi-Fiからインターネットに接続すると画面にチャットボットアイコンが表示されます。
②東京モノレールでは、同社の公式ホームページにチャットボットアイコンを表示します。
対応言語:日本語・英語・韓国語・中国簡素体・中国繁素体の5ヵ国語
【JR東日本スタートアップ株式会社 概要】
本社所在地 :東京都新宿区西新宿1-1-6-1201
会社設立 :2018年2月20日
代表取締役 :柴田 裕
URL :http://jrestartup.co.jp/
【東日本旅客鉄道株式会社 概要】
本社所在地 :東京都渋谷区代々木二丁目2番2号
会社設立 :1987年4月1日
代表取締役社長 :深澤 祐二
URL :https://www.jreast.co.jp/
【東京モノレール株式会社 概要】
本社所在地 :東京都港区浜松町二丁目4番12号
会社設立 :1959年8月7日
代表取締役 :伊藤 悦郎
URL :http://www.tokyo-monorail.co.jp/company/
【tripla株式会社 概要】
本社所在地 :東京都中央区新川1-22-13 新川I&Lビル6階
会社設立 :2015年4月15日
代表取締役CEO :高橋 和久
代表取締役CTO :鳥生 格
URL :https://corp.tripla.jp/
■旅行業界特化型 多言語AIサービス「triplaチャットボット」 概要
宿泊施設の公式ホームページ上でお客様からの問い合わせへの対応と同時に宿泊予約の完了が可能となるサービスで、2017年のリリース以降、既に国内500以上の施設に導入されています。従来、施設スタッフが電話やメールで対応していたお客様からの問い合わせに代理で対応することで大幅な業務削減とお客様満足度の向上に貢献しています。有人オペレーターによるサポート体制も高い評価を得ています。