トップツアーは12日、多言語ウェブサイトを開設した。対応言語は、英語、韓国語、中国語の簡体字・繁体字=写真は英語版ページ。訪日旅行を計画する外国人の情報収集に役立つよう、行き先や食などのテーマサイトをさまざまそろえたほか、宿泊施設の予約ページでは各施設の特色を分かりやすく明示。増加が見込まれるアジア地域からの訪日外国人や、個人、小グループの訪日客などの取り込みを図る。
テーマ別サイトは、「京都の楽しみ方」「築地で楽しむ季節の料理」など、旅行方面とそれぞれの場所ならではのスポットや楽しみ方を写真や文章で紹介。「温泉の入り方」「旅館でのマナー」「地下鉄の乗り方」など旅行ですぐに役立つ細かな情報を提供するサイトも用意し、訪日客が自分の興味や旅行計画に沿って情報を集められるようにした。
宿泊予約ページでは、方面や地域分類からだけでなく、テーマページから宿泊予約に進めるようにした。
東日本大震災や原発事故により訪日旅行客が大幅に減少しているが、「多言語サイトの開設で、訪日旅行の停滞ムード払しょくに少しでも貢献できれば」と同社。今後海外メディアへの同サイトに関する情報の発信なども進め、同社がこれまで得意としてきた、欧米からの訪日客やアジア地域からの団体客とは異なる訪日旅行客層の獲得を狙う。