ツーリズムEXPOジャパン、過去最高の20万7000人が来場


12カ国の観光大臣が出席した観光大臣会合

 日本観光振興協会、日本旅行業協会(JATA)、日本政府観光局(JNTO)が主催する世界最大級 旅の祭典「ツーリズムEXPOジャパン2018」が9月20日から23日まで東京ビッグサイトで開かれ、前年の19万1600人を上回る過去最高の20万7千人の来場者を集めた。全国47都道府県・世界136カ国・地域から1441企業・団体(前年比10%増、過去最高)が参加した。国連世界観光機関(UNWTO)との共催で20日に開催された「第2回観光大臣会合」にはフィリピン共和国のベルナデット・ロムロ・プヤット観光大臣ら12カ国の観光大臣、日本から観光庁の田端浩長官が出席し、「観光で地域創生を!」をテーマに各国、地域の事例を発表した。

 今回のテーマは一般消費者向けが「見つけよう。旅の『新しいカタチ』。」、業界関係者向けが「創ろう。ツーリズムの『新しいカタチ』。」。開会式の主催者あいさつでJATAの田川博己会長は「ツーリズムEXPOジャパンは『旅の力』を見える化した日本、そして世界を代表する総合イベント。ここでツーリズムの新たな地平線を開拓する」と意気込みを語った。

 来賓からは石井啓一国土交通相が「観光先進国を目指す上では、インバウンドの拡大と共に、日本人自身もこれまで以上に積極的に外に出掛け、諸外国との双方向の交流により、相互理解を深め、日本を真に世界に開かれた国にすることが重要だ」と政府としての考えを述べた。

 業界関係者向けの商談会は20、21日の2日間開催。欧米先進国では標準となっている展示会場でのアポイントメント形式を取り入れた。地域への誘客という目的に対して、しっかりと結果を出せる仕組みにした。

 一般消費者向け、業界関係者向け展示では、旅の「新しいカタチ」の見える化として、国内は「産業観光」「日本酒造ツーリズム」「日本版DMO」、海外は「アドベンチャーツーリズム」「リゾートウエディング」などテーマ別コーナーを設置した。

 最終日の閉会式・グランドフィナーレには日本各地のゆるキャラも多数登場し、にぎやかに幕を閉じた。

 来年のツーリズムEXPOジャパン2019は10月に大阪で開催する。


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