ジャパニーズ・イン・グループ(飛田克夫会長=東京・旅館浅草指月、80会員)は13日、東京の野村ビルで総会を開き、来年の創立30周年に向けた記念事業の企画立案やインターネットを利用したグループ旅館の露出強化など、今年度事業計画を承認した。総会後の懇親会には国土交通省、国際観光振興機構の多くの来賓がかけつけ、外客へのもてなしに努める同グループを称えるあいさつを述べた。
事業計画の柱は(1)海外旅フェアへの参画(2)インターネットの有効活用(3)総合パンフレットの改訂・発行・配布と配布先の拡大(4)インバウンド商談会への参加(5)ビジット・ジャパン・キャンペーンへの積極的参加──など。総会では飛田会長が国土交通省の「YOKOSO! JAPAN大使」に就任したことも報告された。
飛田会長は「昨年は830万人の外国人客が日本にお見えになった。今年の目標は900万人超。それに向けてひとつでもお手伝いができれば」とあいさつ。
来賓から、国際観光振興機構の間宮忠敏理事長が「外客誘致の決め手は個人旅行、リピーターをいかに増やすかだが、(これらの客は)ジャパニーズ・イン・グループのビジネスモデルにぴったり当てはまる。グループの益々のご活躍に期待したい」と述べた。
国土交通省からは、本保芳明・総合観光政策審議官、平田徹郎・国際観光課長、花角英世・観光事業課長があいさつした。
同グループは外客に低廉な料金で宿泊施設を提供する旅館の団体。1979年の設立で来年創立30周年を迎える。
あいさつする飛田会長