グランドプリンスホテル広島、近距離モビリティ「ウィル」の移動サービス導入


 グランドプリンスホテル広島は、近距離モビリティ「ウィル」の移動サービスを導入した。

空と海に囲まれたリゾート「グランドプリンスホテル広島」(所在地:広島市、総支配人:平瀬春男)とWHILL株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長 CEO:杉江理、以下「WHILL社」)は、ネッツトヨタ広島株式会社(以下「ネッツトヨタ広島」)と連携し、2024年8月2日(金)よりグランドプリンスホテル広島において、免許不要で歩行領域を走行する近距離モビリティWHILL(ウィル)の移動サービスを導入することを発表いたします。高齢化や多様化に伴い、あらゆる人を迎え入れるための施設におけるアクセシビリティ機運が高まる中、夏休みやお盆の旅行需要も見据え、広い館内や周辺の観光エリアへの快適な移動手段としてウィルを活用することで、体力や長距離歩行に不安を抱える方、ご家族3世代や訪日観光客など誰もが過ごしやすい環境を整えます。グランドプリンスホテル広島は2024年に開業30周年を迎えますが、本取り組みは「~Well-being~心からのくつろぎ」提供の一環でもあります。

 

グランドプリンスホテル広島は瀬戸内海に隣接し、シティホテルとしての機能と美しい景観と自然に囲まれたリゾートホテルの機能を併せ持つホテルとして、国内外から幅広いお客様が滞在に訪れます。周辺には自然を満喫できる遊歩道や鉢ヶ谷の浜などの見どころが点在する一方、特に歩きづらさを感じる方やご高齢の方にとっては徒歩や自転車で出向きづらいとの課題もありました。また、ホテル館内もお買い物エリアやお食事を楽しめるレストランなど充実した設備が整っていますが、広い敷地内であるがゆえに散策自体を諦めてしまうケースも見受けられました。

 

高齢化に伴うこうした背景とともに、社会的にも2024年4月1日より施行された法改正により民間事業者に対する合理的配慮が義務付けられたことによるアクセシビリティ整備の機運の高まりも相まって、グランドプリンスホテル広島で「徒歩」をカバーする移動手段としてウィルの移動サービスが導入されるに至りました。採用モデルは高い走破性と小回り性能を兼ね備えた乗り心地抜群の「WHILL Model C2」とコンパクトに折りたためる「WHILL Model F」です。グランドプリンスホテル広島は、駐車場からロビー、客室やレストランまで、すべてのルートにおいて段差がないバリアフリー環境が整っているため、屋内外いずれの場所でも快適にウィルで走行可能です。普段は車椅子を使わないけれど長距離になると歩くのがつらい方、行った先で手動車椅子を借りていた方、車椅子を押すご家族などが、体力や周囲を気にせずウィルで自身のペースで自由に散策しながらホテルや周辺の観光エリアでのひとときを存分に満喫いただけるアクセシビリティ環境を一層拡充いたします。

 

本導入にあたり、ウィルを取り扱うネッツトヨタ広島は機体提供とともに、今後も安心快適にお使いいただけるよう保守点検を請け負います。3社による異業種連携を通じ、日常だけでなく非日常の場面でも、誰もが快適に近距離移動できるアクセシブルかつインクルーシブな社会実現を目指してまいります。

■グランドプリンスホテル広島 ウィルの移動サービス 概要

開始日 2024年8月2日(金)
貸出時間 24時間(ホテルご滞在中)
貸出方法 ホテルロビーにてレンタルご希望の旨をお伝えください。
採用モデル プレミアムモデル「WHILL Model C2」

折りたためるモデル「WHILL Model F」

料金 無料
利用可能範囲 ホテル館内および海岸沿いなどのホテル隣接エリア
利用条件 宿泊・レストラン・宴会などホテルをご利用のお客様で、

お体の不自由な方や歩きづらさを抱える方など。

足置きに足がつく、体重115kg以下、操作に必要な判断力などを有するなど

安全にご利用いただくための一部条件がございます。

 

グランドプリンスホテル広島 公式HP:https://www.princehotels.co.jp/hiroshima/

 

■ウィルについて

ウィルは免許不要で歩行領域を走行できる近距離モビリティです。Model C2は高いデザイン性と5cmの段差乗り越え、後輪を軸にその場で一回転できる小回り能力、リアサスペンションを採用した滑らかな乗り心地などを特長とし、Model Fは軽量化を実現した折りたためるモデルです。

製品について:https://whill.inc/jp/

広島県ではネッツトヨタ広島などで取扱いがあり、試乗や購入などが可能です。

■ご参考:ホテルや施設などで移動サービスを求める社会的ニーズについて

WHILL社の調査(注1)によると、身体的な衰えを感じている、感じ始めている65歳以上の2人に1人が、行きたい場所があっても何かしらその気持ちを抑えています。また、自身の親や高齢の家族を誘って、一緒に出かけたいと思う35~64歳の子ども世代のうち85%が「誘うこともあるが、最近は回数が減っている」「誘いたいと思っても、なかなか誘えていない/行動に移せていない」と回答。両世代ともに、家族に気を遣ってしまったり、体力を心配したりすることが主な理由として挙がりました。

一方で、宿泊先内外の散策や移動をサポートする​何かしらの移動環境が整っている宿泊先に対し​ては、2人に1人が「安心して旅行を満喫できそう」、3人に1人が「その宿泊先に泊まってみたい​」と答えています。こうした結果から、移動を快適にするサービスを施設に求める声は大きい​ことがうかがえます。

注1:身体的な衰えを感じている/感じ始めている全国65歳以上の男女 300ss、高齢の親をもつ35〜64歳の男女 300ss  WHILL社アンケート調査​

 
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