日本ホテルファンド親会社のオートリ(大阪市)は12月31日付で、セディナ(名古屋市)の旅行クーポン券決済代行事業を承継する。買収金額は2億2760万円。「Mr.クーポン」の名称で展開している同事業は、日本ホテルファンドが引き継ぐ。09年3月期のセディナ同事業部門の営業収益は3億400万円だった。
オートリは完全子会社の日本ホテルファンドを1月1日付で吸収合併。日本ホテルファンドとセディナの行っている旅行クーポン決済代行事業を統合し、新設するファクタリング事業部で同事業を運営する。
同事業の売却はセディナが進めている全社的な構造改革の一環。日本ホテルファンドは同事業で13年の実績があり、観光業界内での認知度も高いことから事業承継先として最適と判断した。