（上）スマート宅配BOX（下）QRコードをかざすだけでWi—Fiルーターを取り出せる
エスキュービズム・テクノロジー（東京都港区）の「スマート宅配BOX」が羽田空港国際線旅客ターミナルの「グローバルWiFi」カウンターに採用され、このほど稼働を開始した。グローバルWiFiは、ビジョン（同新宿区）が提供するパケット定額制の海外用Wi—Fiルーターレンタルサービス。
日本の海外渡航者の多くは近年、普段日本国内で利用しているスマートフォン（スマホ）やタブレット端末を海外でもそのまま使う機会が増えている。そのため、海外用Wi—Fiルーターレンタルの需要が高まっているとされる。
このサービスは、海外渡航予定者がウェブ上でWi—Fiルーターレンタルを申し込むと、利用者のスマホにQRコードが送られる。利用者は、スマート宅配BOXにQRコードをかざすだけで速やかにWi—Fiルーターを取り出せる。従来は、ビジョンの空港カウンターで手渡ししていたために、15〜20分程度の時間がかかっていた。
スマート宅配BOXの採用で、利用者は空港内の受け渡しカウンターの列に並ぶ必要がないため「出発便が集中する早朝や夜間の時間帯の混雑を回避し、出発前の限られた時間を有効に使える」と同社。
（上）スマート宅配BOX（下）QRコードをかざすだけでWi—Fiルーターを取り出せる
