エクスペディアは20日、旅行の最適な時期などを提案する新機能とカスタマーサポート強化の発表会見を東京八重洲のブルガリホテル東京で開いた。ピーター・カーンCEOとジョン・ギーゼルマンブランド統括、同社日本法人の木村奈津子代表取締役が登壇し、トークセッション形式で新機能の説明が行われた。
同社は2006年に日本でサービスを開始し、今年で18周年を迎える。それに際し、AI技術を駆使した機能を追加。具体的には、(1)観光地ごとに旅行の最適な時期やアクティビティを提案する「ダイナミック旅行ガイド」(2)旅行の日程や計画や立案・アイデア共有が可能な「トリッププランナー」(3)航空券の価格変動を追跡し、最新の価格を通知する「プライストラッカー」(4)さまざまな宿泊施設のオプションを一覧で比較できる「スマートショッピング」―の四つ。
日本市場向けのカスタマーサポート機能も強化する。24時間年中無休の電話による日本語音声サポートと、X(旧Twitter)でのチャットサポートを導入する。
また同社は、動画配信サービス大手のNetflixと広告パートナーシップを締結して1月から日本向け広告を配信するなど、全方位型のメディア展開を行っている。カーンCEOはこうしたマーケティングキャンペーンについても言及。「日本市場向けに『いつものそとへ』というブランドメッセージを発信している。私たちらしさは残しつつ、サービスはその土地に似たものにしていくというバランスが必要。それぞれの地域の声に耳を傾けながら投資をしていきたい」と話した。
(左から)木村代表取締役、カーンCEO、ギーゼルマンブランド統括