富山県の春の観光を代表する「立山黒部アルペンルート」と「となみチューリップフェア」の宣伝隊が3月24日、東京の観光経済新聞社を訪問。今年の見どころをPRした。
「雪の大谷」で有名な立山黒部アルペンルートは、今年は4月15日に全線開通する。6月22日まで行う「立山黒部・雪の大谷フェスティバル」では、高さ約20メートルの雪の壁の間を歩く「雪の大谷ウォーク」をはじめ、雪と触れ合うさまざまなイベントを実施。暖冬で積雪量が心配されるが、「昨年並みか、それ以上が期待できる」とアルペンルートを運営する立山黒部貫光営業推進部東日本営業所の山下達也副主任と高柳則之副主任。
アルペンルートは来年開業50周年を迎え、「首都圏からのさらなる送客に期待したい」と話す。
砺波市の砺波チューリップ公園をメインに開かれるとなみチューリップフェアは4月22日から5月5日までの14日間開催。日本最大級、300品種、300万本のチューリップで趣向を凝らした展示を行う。
見どころの一つは2600平方メートルの花壇に16品種、21万本のチューリップで作る地上絵。市民のボランティアが2週間かけて植え込んだという。高さ22メートルの「チューリップタワー」から一望できる。
フェアは来年、70周年を迎え、高さ26メートルの新たなタワーも完成する。現在のタワーは来年のフェアの後に取り壊され、「二つのタワーが並ぶのは来年だけ」と砺波市商工観光課観光・ブランド推進係の山本祥英主任と池田和樹主事。
砺波市をPRする「プリンセスチューリップ」の中島緑さんは「おすすめは大門素麺(おおかどそうめん)。江戸時代から作られている手延べそうめんです」と地元のグルメをPRした。
本社を訪れた立山黒部貫光と砺波市の宣伝隊