和歌山デスティネーションキャンペーン(わかやまDC)全国宣伝販売促進会議が2日、和歌山市のホテルグランヴィア和歌山で開かれた。来年9月14日〜12月13日に行われるわかやまDCの成功に向けて、全国から大手旅行会社の担当者など約500人が参加した。
冒頭、わかやまDC推進協議会会長の仁坂吉伸・和歌山県知事は「和歌山には、たくさんいい所があるのに知られていない。そろそろ和歌山に訪れてみませんかというPRを行っているが、旅行会社の皆さまの目で、和歌山の魅力を発見してもらいたい」とあいさつした。
JR西日本の柴田信・取締役兼常務執行役員営業本部長は「和歌山には『祈り』や『癒し』など優れた素材がある。近場からの観光客が多く、遠方からの誘致が必要。DCでは観光資源も総花にならないように、インパクトのあるものを用意したい」と述べ、関係者に商品造成と送客を呼びかけた。
プレゼンテーションでは、わかやまDCのテーマである「和み」にちなんだ企画を紹介。「和み食」として、人気フードスタイリストの飯島奈美氏がプロデュースしたご当地駅弁を披露。「和み湯」としては、温泉ビューティ研究家の石井宏子氏が取り組みなどを説明した。
また、白浜温泉からは白浜温泉国際観光交流協議会の中田力会長が、高野山からは総本山金剛峯寺の僧侶らが、それぞれの魅力をPRした。
会議後の3、4日にはエキスカーションとして、県内7コースで現地研修が行われた。
仁坂吉伸県知事(中央)があいさつした