みずほ証券系ファンド会社がトップツアーを買収


 トップツアーが、みずほグループに入ることになった。9月27日、みずほ証券系の投資ファンド、ポラリス・プリンシパル・ファイナンス(東京都千代田区、木村雄治社長、資本金2億円)が、同社株式を保有するアクティブ・インベストメント・パートナーズと東京急行電鉄から全株式を取得した。

 トップツアーは発行済み株式のうち、アクティブが保有する85%、東急電鉄が保有する15%をポラリスに譲渡した。ポラリスは近く、同社に役員候補を派遣する。

 関係者によると、数社から株式取得の打診があったが、ポラリスが「現経営体制を変更しない」という条件を出したことが決め手となったという。

 今後は個人旅行部門、ネット販売の強化などに取り組む一方、みずほグループの企業網を活用した渉外(法人)営業の強化に努めると見られる。「今回の株主異動に伴い、現行の事業戦略をさらに強化しながら、株式上場に向けた取り組みを引き続き加速していく」としている。

 同社は、04年3月にアクティブ傘下に入っていた。

 
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