とっとり共創型交通協議会、AIオンデマンド乗合交通「とりモビ」の運行を鳥取駅南エリアで開始

　とっとり共創型交通協議会（会長＝鳥取ハイヤー共同組合理事長、協議会事務局＝鳥取県交通政策課/鳥取市交通政策課）は2023年10月2日から、AIオンデマンド乗合交通“とりモビ”の運行を鳥取駅南エリアで開始する。

　AIオンデマンド乗合交通 “とりモビ”は、とっとり共創型交通協議会で取り組むプロジェクトで、運行は日ノ丸ハイヤー株式会社と有限会社サービスタクシーが行い、システム提供はWILLER GROUPが担います。

　鳥取県東部地区では、公共交通利用者の減少によりバス路線等が減便または廃止されており、それに伴う公共交通の利便性低下が課題となっています。一方で、子育て世代や若年層を中心に、生活における近距離移動のニーズが高まっています。そこで、「生活者目線」の新たな交通システムへの転換と公共交通全体の利用促進を目指し、利便性の高い新たな移動手段としてAIオンデマンド乗合交通“とりモビ”を導入し、地域のカーシェア、路線バス、商業施設との連携を通じて、住民の行動変容および意識改革や人流の活性化が地域振興にもたらす影響について検証します。

　本サービスのポイントは、以下3点です。

① アプリや電話で簡単に呼ぶことができ、AIルーティングにより、お客様の予約状況や道路状況を考慮して、最適なルートで相乗りしながら目的地まで効率よく移動できます。

② 利用頻度にあわせて料金プランを選択でき、マイカーのように気軽に、家族みんなで安心して利用できます。サブスクプラン「定額乗り放題プラン」は30日間5,000円で、家族でご利用いただきやすいよう、同居家族は6人まで１人あたり500円で追加利用可能です。利用回数が少ない方には、「回数券プラン」（5回券1,900円/10回券3,600円（30日毎に更新/回数券の有効期限は60日））や、1回乗車400円の「ワンタイムプラン」があり、ライフスタイルに合わせてプランが選べます。

③ 乗降場所は、サービス開始時点で150ヵ所以上あり、自分たちが使いやすいよう、乗降場所の追加・変更リクエストが可能です。

　今後も、住み慣れた地域で安心して暮らすことができる持続可能な公共交通のあり方を検討してまいります。