群馬県はこのほど、東京・東銀座のアンテナショップ、ぐんま総合情報センター(愛称・ぐんまちゃん家)の開設1周年を記念して、マスコミや旅行会社などを集め、イベントを開いた。特産品や地酒コーナーなども設けられ、県の魅力をPRした。
イベントには大澤正明知事や原富夫県会議長も出席。大澤知事は「観光(振興)は県の重要課題の1つ」との認識を示した上で、「素晴らしい自然や温泉、農産物に恵まれているが(全国的な)知名度は低い。魅力をもっと発信しなければとの思いから昨年7月に開設した。おかげさまで予想を超える20万人の来場者があった」と述べ、期待通りの活動に満足な様子だった。
また、2011年の北関東横断道の全線開通やJRデスティネーションキャンペーン、12年の富岡製糸場と絹産業遺産群の世界遺産登録(見込み)などを挙げ、「全国に県を売り出す好機としたい」と述べた。
群馬出身の金井耿JATA会長は来賓あいさつで「どの自治体も観光に力を入れており、競争に勝つにはいかに(観光)資源力をブラッシュアップするかが求められている」と指摘し、観光資源に一層磨きをかけるよう期待した。
ぐんまちゃん家は昨年7月オープン。当初は年間10万人の来場を見込んでいたが、立地条件の良さや積極的な情報発信などが奏功し、6月18日には目標を上回る20万人を達成した。
群馬県の大澤知事