前回、ムスリム観光客の受け入れにおいて礼拝は、滞在時間を長くし、消費増大するとお話ししましたが、もちろんそれだけではなく、礼拝室や礼拝スペースそのものがムスリムにとっては重要なポイントとなります。例えば、日本に来ると、ムスリム観光客が必ず訪れたい場所があります。それが東京の代々木上原にあるモスク東京ジャーミーと神戸にある日本最古の神戸モスクです。当然、イスラム教徒にとってモスクは、大事な場所ですが、その中でも美しい東京ジャーミーと日本最古なだけあり雰囲気のある神戸モスクは、特別のようです。
同じように、日本国内にもいろいろな礼拝スペースがあります。松屋銀座にある礼拝室は、とても小さな礼拝室ですが、その奇麗さで、SNSでシェアされるという特異な事例です。訪れたムスリム観光客がGoogle Mapに登録し、そこを訪問したムスリム観光客が多くのコメントや、この礼拝スペースの場所が松屋銀座の中で分かりにくいので、丁寧に礼拝室までの道のりが写真入りで投稿されており、なんと礼拝室なのにGoogle Mapで「5.0」というとんでもない評価がついています。
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