ムスリムの受け入れで重要なのは、もちろん一番重要なのは、食事の対応ですが、それだけではありません。イスラム教徒にとって重要な礼拝対応も重要なのです。通常、イスラム教徒は、1日5回礼拝することが義務付けられています。しかし、旅行先では、1日3回でも構わないと言われています。そうなると、朝の1回と夜の1回は、旅行先の宿泊先のホテルで行います。ここで重要となるのが昼間の1回をどこでするか? ここがポイントとなります。
近くにモスクがあれば、モスクに行きますが、日本のような非ムスリム国では、そうはいきません。東京の場合でも、例えば、浅草で観光していて、礼拝に行くとなると一番近いモスクは、西浅草のモスクですが、常時は開いていません。そうなると、観光を中断して、御徒町モスクまで行かなければなりません。せっかく、浅草で1日観光しようとしても大きな時間のロスになります。結果、浅草での滞在時間が減ってしまう=観光消費が落ちてしまいます。チャンス・ロスと言えます。
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