よく聞くのは、飲食店や宿泊施設からムスリム対応が難しいという声です。
しかし、ハラールな食材を見ていただければ分かるように野菜、穀物、果物、魚介類、木の実、香辛料、卵、豆、牛乳、そしてハラールの肉なので、前回も触れたように輸入されているハラール屠殺された牛、羊、鶏などを使えば、あとは、四季があり、海に囲まれた日本は、これらの食材の宝庫なのでハラールの対応は容易に対応が可能なのです。元々、江戸時代までは多くの民は、魚を食べるベジタリアンに近い食生活を送っていました。肉を食べるようになったのは、明治以降です。
そうなると、日本全国に伝わる伝統的な食の多くがそのままハラールで食べられるものが豊富にあるのです。よく言われる調味料のしょうゆやみそも近代になり、賞味期限などを伸ばすためにアルコール添加しているのでNGですが、古くから手作りしょうゆやみそは、ほぼハラールです。
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