【脱炭素でスマートな旅館 32】質を落とさない節電 国際観光施設協会 エコ小委員会


 東京生まれの私が昭和30年代の記憶に残っているのが母親が炭を起こして火鉢とこたつにくべて暖を取ったことです。お風呂はサワラ材の桶風呂に井戸水をくんでまきで沸かしていました。その後、石油ストーブの時代を経て、今のような都市ガスと系統電源の生活様式になってから半世紀もたっていません。

 これから電気代30円/kwhになってくるとkwh換算で電気はA重油の3倍になり、電気に依存することが多い時代にできることは「質を落とさない節電」とエネルギーミックスです。

 節電といえば、東日本大震災の時の計画停電を思い出します。その時はエレベーターを停止し、階段を使うことが推奨されましたが、エレベーターを1回動かすと電気代は1円程度なのです。11人乗りのエレベーターの電動機は7kw程度で、1分動かすと0.12kwhで電気代が30円/kwhとすると3.6円になりますが、つるべ式のエレベータは起動時には電力は掛かりますが動き出せばそれほど電気を食いません。

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