いま、未曽有のホテル建設ブームを迎えている。ホテル専業企業のみならず、最近では異業種組の参入も顕著だ。そこで注目されるのが「相談力」。ホテル事業の場合は、建築・設計から開業後のオペレーションまで多岐にわたる知見が不可欠となる。だとすれば、なおさらホテル事業のスタート時にファーストコンタクトを誰にするかというのは、非常に重要なテーマとなる。
村上氏は、オータパブリケイションズ専務取締役経営調査室長。これまでに「週刊ホテルレストラン」編集長などを歴任。現在は、日本ホテル・レストランサービス技能協会理事やホテル格付研究所取締役などを務めている。池村氏は、Literatus代表取締役。これまで、デザイン事務所、建築設計事務所、不動産開発会社、建築マネジメント会社、大手ゼネコンでホテルをはじめ住宅商業施設、複合再開発などの企画、設計、建築マネジメントに従事してきた。
本書は、一般的なホテルの経営コンサルティング的な手法ではなく、そもそも論としての「誰に、相談するか」という視座に立った考え方を主軸にしている。新たなアプローチ手法としての「ホテル開発の相談力」をテーマに提言し、ホテル事業を構想している人に、さまざまなステージでの検討項目を示している。
価格は1980円(税別)。264ページ。問い合わせはインプレスTEL048(449)8040。