質の高い接客が魅力のMEG
新年度が始まって2カ月が経過した。旅館ホテルの新卒スタッフも研修を終え、接遇の現場に立ち始めた頃ではないだろうか。旅館・ホテル向けの接客部門運営受託サービス「MEGシステム」を展開するワークステーションMEG(メグ)(大阪府大阪市、末吉淳子社長)にも、今年3月16日に新入社員が入社。すでに全国各地の旅館ホテルで、接遇スタッフとして活躍している。

質の高い接客が魅力のMEG
チームで配属が定着率の向上に
MEGシステムは、施設運営や人材管理体制の安定、接客サービスの向上などを目指す宿泊施設に向けた、同社独自のサービスだ。近年、旅館ホテル向けの高度な接遇スキルを持った人材の不足が叫ばれる中、注目を集めている。
最大の特徴は、「MEG」と呼ばれるプロの接客サービススタッフを、複数人のチームで契約施設に配属する点だ。チームは基本5人以上だが、施設規模や要望に合わせ、10人以上のチームで入職することも可能。いずれの場合も、「MEGリーダー」がチームをまとめるため、施設の負担は少ない。「ベテランの仲居さんが多く活躍してきた職場で、中抜けなどの特殊な勤務体制の中、若い世代が定着するのは簡単なことではない」と末吉社長。チーム制であることで、新人MEGが悩みを抱えた場合にも、MEGリーダーや先輩MEGからのフォローを受けやすく、定着率アップにつながっているという。
MEGが同社の正社員であることも、施設にとっては利点が多い。求人活動や労務管理などをワークステーションMEGに任せられる上、1年間固定メンバーで配属するため短期間での入れ替わりや離職リスクも低い。
接遇スキルの高さにも定評がある。接遇研修を監修するのは、マナー講師として長年全国で活躍してきた同社顧問の中山千明氏。中山氏は、日本旅館の仲居を「日本文化の伝え手」であるとして、日本の伝統文化に裏打ちされ理にかなった古典マナーの理解を重視。その上で、施設やお客さまに合わせて自分で考えて主体的に動く姿勢や、12年間の女将経験から得た旅館全体への目配りなどを指導している。入社後の接遇研修と全国のMEGが一堂に会して行う毎年の研修会で研さんを深めているのだ。

接遇研修の様子
調理MEGの採用を開始
同社では今年度から、旅館向け調理人材「調理MEG」事業も始めた。日本各地の旅館で問題となっている日本料理の調理人材不足に対応するためのもので、今年度から調理MEGの採用を開始。来春の旅館への配属を目指している。
同社ではこれまで旅館ホテルの接遇スタッフとしてのMEGの採用しか行っていなかったが、主に採用活動を行っている高校には、調理科出身でなくても、旅館での調理業務への関心を持つ生徒もいることから、接遇部門とともに調理部門のMEGの採用を並行して行うことにした。同社によると、接遇スタッフとして配属された旅館で調理補助に入ったことをきっかけに、調理場で働くようになったMEGもいるという。
調理MEGの採用開始にあたっては、「勲章料理人」として知られる日本料理人の大田忠道氏と連携。同氏の弟子の会「百万一心味天地の会」のメンバーが料理長を務める、全国の旅館20軒への調理MEGの配属を目指す。
大田氏が営む有馬温泉の旅館では、料理人がお客さまの目の前で会話しながら調理を行う「客前料理」を提供するなど、接客もできる調理人が求められている。接遇研修のノウハウを持つワークステーションMEGによる調理人MEGの採用、配属は期待も大きい。
さらには調理部門と接遇部門を一括してチームとして旅館に配属することにより、労務管理だけでなくMEG同士のコミュニケーションによる定着率の向上も期待できる。
問い合わせはワークステーションMEG(電話06.4391.8803)。




