エイチ・アイ・エス(HIS)の2020年9月の総取扱高(グループ6社)は、前年同月比94.8%減の22億9416万円だった。国内旅行が同64.6%減の19億8975万円、海外旅行が同99.3%減の2億7422万円。訪日旅行は98.5%減の3018万円となった。
国内旅行は、Go Toトラベルキャンペーンの浸透に加え、除外となっていた東京都解禁の発表や、県民割など各自治体における割引施策もあり、9月中旬から大きく需要が回復した。
海外旅行は、新型コロナウイルスの影響から、全方面で主催旅行をツアーキャンセルとしたため、大幅な減少となった。
訪日旅行は、一部地域間でビジネス渡航の規制緩和の動きがみられたが、レジャー需要では海外渡航制限措置が継続したことから減少が続いた。