阪急交通社が14日発表した11月の旅行取扱額は、前年同月比3.1%減の299億2848万円だった。うち、国内は2.2%増の148億1287万円。北海道、東北、沖縄が好調で、特に北陸・甲信越はデスティネーションキャンペーンの販促効果で25%増と伸長した。
海外は欧州をはじめ、台湾、中国が好調だったものの、韓国や香港の不振もあり、8.7%減の145億9197万円にとどまった。外国人は欧米豪市場が活況で、28.7%増の5億2365万円と2桁アップ。
3部門とも減少 阪急阪神BT
阪急阪神ビジネストラベル(BT)の11月の取扱額は前年同月比14.3%減の34億9361万円。国内は前年並みで推移したが、企業出張が低調で、17.9%減の2億8486万円だった。
海外は米国が7月以来の前年比増となったが、香港、シンガポールなどが低調で、14%減の31億9848万円。外国人も4.3%減の1028万円となった。
海外は2桁増 阪神TI
阪神トラベル・インターナショナル(TI)の11月の取扱額は前年同月比17.2%増の3億3822万円。国内は25.7%減の561万円、海外は18.3%増の3億3261万円。