【人事】東洋大学 第36代理事長に安斎隆氏が就任


安斎理事長

 学校法人東洋大学は7日、 第36代理事長に安斎隆氏が就任したと発表した。

学校法人東洋大学(東京都文京区白山)では、2018年12月7日、安斎隆(あんざい・たかし)が第36代理事長に就任いたしました。任期は2018年12月7日~2021年12月6日となります。 なお、前理事長福川伸次は総長に就任しました(任期2018年12月7日~2021年12月6日)。

■安斎隆 略歴

1941年1月福島県生まれ。
1963年東北大学法学部卒業、日本銀行入行。
考査役、総務局次長、電算情報局長、経営管理局長、
考査局長、アジア担当理事などを歴任。
1998年日本長期信用銀行(現新生銀行)の頭取に就任。
2001年イトーヨーカ堂グループ(現セブン&アイ・ホール
ディングス)のアイワイバンク銀行(現セブン銀行)
を設立し社長に就任。
10年より会長、18年特別顧問就任。
2009年12月学校法人東洋大学理事に就任。
2018年12月7日 学校法人理事長に就任。

■理事長就任にあたり

この度理事長に就任した安斎でございます。東洋大学のさらなる発展に誠心誠意尽力する決意をしました。未来ある若い世代に対する責任の重さに思いを致すとき、身の引き締まるのを覚えます。
東洋大学は、1887年創立者井上円了先生により哲学教育を通じ、社会の改革に奉仕する優れた人材を育成することを目的に設立された130年余の歴史と伝統のある総合大学です。
来し方を振り返ってみると、人生は毎日が学びと努力の連続であり、それに耐えうる力は学生時代に養成されるように思います。この歴史ある本学のさらなる発展は、ここで学ぶ学生の皆さんが学ぶことに生きがいを感じ、その成果が蓄積されていくことに喜びを感じ、自信を持ち、それを誇りに思うようになることにかかっています。その中で、学生・生徒・園児の皆さんをサポートし教育・研究活動に勤しむ教職員や、卒業生の皆さんにも東洋大学を誇らしく感じてもらえるようになることを願ってやみません。
われわれを取り巻く環境には、世界的な政治経済情勢の激しい変化や止まることのない技術革新など、厳しいものがあります。本学は、そういう中で生き続けるために的確に変化に対応していくことが求められています。しかし右往左往することは許されません。いつも基本を忠実に守るという決意と愚直さが極めて重要となります。本学の基本とは、創立者井上円了先生が求められた「哲学する」という言葉に凝縮されているように、本学も自ら真剣に自分の未来を「考える」ということではないでしょうか。すでにスーパーグローバル大学の実現を目指した計画は動き出しました。学生、教職員、役員の皆さんと、共に「歩きながら考え」、「考えながら歩き」ます。


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