延べ宿泊者数は799万人、10.9%増
鹿児島県PR・観光戦略部観光課の平成29年「鹿児島県の観光の動向~鹿児島県観光統計」によると、同年1年間の県内宿泊施設の延べ宿泊者数(出典=観光庁「宿泊旅行統計」)は798万6670人で、前年比10.9%増加した。28年4月に発生した「熊本地震」の影響による前年の落ち込みから回復し、熊本地震発生前年の実績も上回った。
月別の宿泊者数を見ると、全ての月で前年比増。特に前年に熊本地震が発生した4月は前年比36.8%増と前年を大幅に上回った。外国人延べ宿泊者数(同)は74万4180人で、同54.7%増加した。観光入り込み客の観光消費額(同)は2842億4300万円で、同10.4%増加した。宿泊者数を9の地区別で見ると、全ての地区で前年を上回った(観光庁「宿泊旅行統計」を用いて県で推定)。地区別構成比は鹿児島地区が最も高く41.5%。以下、霧島地区(14.8%)、奄美地区(9.7%)。地区別の増減を見ると、最も伸びたのは種子島地区の37.1%増。県ではジェットチャーター便の大幅増便を一因に挙げた。
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