
出張への影響は66.2%、時差通勤は56.8%(3月31日発表)
子連れ、フレックスも実施 約3割が会社応対に満足
マイナビが運営する法人向け出張・手配管理サービス「マイナビBTM」は3月31日、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を調べる「新型コロナウイルス感染拡大による出張への影響調査」を発表した。出張を予定していた人の66.2%が影響を受けていること、半数以上が時差出勤をしていることが分かった。
調査は、マイナビニュース会員である507人(男性306人、女性201人)を対象に、ウェブを使いアンケートを実施した。調査期間は、3月19~22日。
予定していた出張を中止、延期したかを尋ねる質問では、2月以降に出張の予定があった、または予定があると回答した人のうち、「出張自粛・禁止の要請があったので中止・延期した(する予定)」が半数近くの49.3%、「予定していた仕事がなくなったので中止した(する予定)」が16.9%だった。コロナの影響で66.2%の人が出張に影響があることが分かった。
出張に行くことに関しての規制があるかの質問では、「一律禁止」が12.4%、「一部条件付き(出張先の制限など)」が22.9%、「不要不急の出張自粛」が16.0%だった。何らかの規制がある人が51.3%と半数を超えた。従業員数別では、従業員数が300人以下の企業では、「特に規制されていない」と回答した割合が多かった。回答の中では「取引企業も自粛が多く何も進まない」「納期はそのまま」「テレビ会議をするが、意見調整に時間がかかる」と業務に支障が出ているという声も挙がった。
業務体制への変化を尋ねる質問では、「時差出勤制度が導入された」の回答が一番多く56.8%だった。「子連れ出勤が認められた」「フレックスタイム制が認められた」が続いた。従業員別では、従業員数300人以下の企業の50%が時差出勤制度を導入していることが分かった。
勤めている会社の「新型コロナウイルスへの対応」に満足しているかの質問には、「とても満足している」「まあまあ満足している」が30.6%、「全く満足していない」「あまり満足していない」が18.5%で、満足している回答が多かった。従業員別では、従業員数が多い企業の方が満足度が高かった。
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