グライドは3月27日、「新型コロナウイルスによる引越しへの影響に関する調査」の結果を発表した。
■新型コロナウイルスによって、引越しに何か影響はあった?
影響があった方が39.0%と3人に1人以上が影響があると回答
■どんな影響があった? ※具体的な影響 TOP3
「引越し時期を延期した」37.9%
「物件の内見に行く件数を減らした (内見に行くのをやめた)」33.1%
「引越し時期を早めた」21.0%
■具体的に困ったこと(自由回答)
・引越しの検討をしていて、物件を探したが見学するのを辞めざるを得なかった(女性:29 歳)
・オーナーから部屋の下見の条件に、マスクの着用を要求されたが、マスクが手に入らなかったから、 下見が出来なくてその物件を諦めた(男性:38 歳)
・コロナにかかるのが怖いので内見を少なくした。(大阪府 女性:22 歳)
Q1. コロナウイルスの影響で引越しに関して何か影響はありましたか。(単一回答)<n=400>
2020 年の 2 月~4 月に引越し予定のあった(ある)方に、新型コロナウイルスの影響で引越しに関して影響があ ったかお聞きしました。結果、「影響があった」15.5%、「少し影響があった」23.5%と合計で 39.0%、3 人に 1 人 以上が引越しに関して新型コロナウイルスの影響を受けていることがわかりました。また、地域別に見ると、特に都市 部(1 都 3 県、2 府 2 県)が引越しに関して新型コロナウイルスの影響を受けていることもわかりました。
Q2. 新型コロナウイルスの影響で引越しに関する具体的な影響をお答えください。 (複数回答)<n=272>
次に影響があった方に、どのような影響があったのかをお聞きしました。全体の TOP3 は「引越し時期を延期した」 37.9%、「物件の内見に行く件数を減らした(内見に行くのをやめた)」33.1%、「引越し時期を早めた」21.0% と、引越しのスケジュールの変動に関する項目が上位となりました。性別で見ると、男性は「引越し時期を延期した」、 「引越し業者の見積りを電話やオンラインのみで終わらせた」が女性と比較し、より高い結果となりました。また、全体 的に男性の方が新型コロナウイルスの影響を強く受け、引越しに慎重となる傾向があるようです。
Q3. 新型コロナウイルスの影響で引越し関連で困ったことやエピソードがあればお答えください。 (自由回答)※一部抜粋
・オーナーから部屋の下見の条件に、マスクの着用を要求されたが、マスクが手に入らなかったから、下見ができなくてその物件を諦めた。 (埼玉県 男性:38歳)
・都内から田舎へ引っ越そうかと考え直した。(千葉県 女性:19歳)
・内見や、不動産屋も、換気があんまりできていないのでほぼインターネットなどで探した。少し不便で、大変だった。(東京都 女性:19歳)
・人事異動が4月の予定から5月に変わった。(東京都 女性:26歳)
・不動産屋さんに例年よりも賃貸物件件数が少ないと言われた。(神奈川県 男性:19歳)
・引越しの検討をしていて、物件を探したが見学するのを辞めざるを得なかった。(岐阜県 女性:29歳)
・引越しの時期をいつにするかが不透明になった。(京都府 男性:29歳)
・コロナにかかるのが怖いので内見を少なくした。(大阪府 女性:22歳)
・コロナウイルスに感染する可能性を考えると、お店に話を聞きに行くのに戸惑った。(大阪府 女性:19歳)
・フェリーにて引越し先まで移動する予定だが、今後の状況によってはフェリーでの感染爆発が起こらないとも限らないので、非常に憂慮している。(福岡県 男性:36歳)
・引越し先に今住んでいる別のご家族がいるのだが、お子さんの発表会がコロナで延期になった。 そのため、引渡しが予定よりも延びてしまっている。(福岡県 女性:37歳)
・引越ししようかという声が出たが、いまは移動するべきではないという空気になり、話し合いもしなくなった。(秋田県 女性:30歳)
・引越し業者等との関わりがあったあとは直ぐにアルコール消毒をして気をつけていた。なのでアルコール消毒液を多めに購入した。(茨城県 女性:28歳)
自由回答を見ると、やはり人との接触があるためか内見や不動産に行く頻度を減らしたなどのエピソードが多く集まりました。また、中には都内から田舎へ引っ越そうか考え直した人もいるようです。
【調査概要】
1.調査の方法:WEBアンケート方式で実施
2.調査の対象:全国の18歳~39歳で2020年の2月~4月に引越し予定のあった(ある)方
3.有効回答数:男女合計400名
4.調査実施日:2020年3月24日(火)~2020年3月25日(水)の2日間