イトーキは10日、「エグゼクティブ層(役員、経営者)の業務に関する意識調査」の結果を発表した。
株式会社イトーキ(本社:東京都中央区 社長:平井嘉朗)は、首都圏の従業員規模100名以上の企業に所属しているワーカー1,117名を対象に「エグゼクティブ層(役員、経営者)の業務に関する意識調査」を実施しました。
【調査結果のサマリー】
- この1年で、エグゼクティブ層の7割が「業務内容が増えた」と感じている。
- エグゼクティブ層の業務内容は、ICTツールの活用や自らが考えて動く業務が増えている。
- 「理想の経営陣にとって最も大切な資質」として20代の若手ワーカーの4人に1人が「柔軟性」と回答。
働き方改革関連法が施行されて1年経過し、ウィズコロナやアフターコロナで働き方が変化する中で求められる経営陣の資質は、「変化に柔軟に対応し、自らが先頭に立って変えていく力」ではないかと考えられます。
■調査結果詳細
- 役員と経営者の70.7%が、この1年で業務が増えたと感じている。
この1年で増えた業務があると回答したエグゼクティブ層は7割もいることが分かりました。業務が増えたと感じている人たちの中では、「情報収集(インターネット)」、「メールチェック」、「Web 会議」とICT ツールを活用した働き方が増えていると感じている人が目立ちました。また、「資料閲覧」、「資料作成」といった、自ら考えて動くプレイヤーとしての役割も増加傾向にあります。
実際にエグゼクティブ層が活用しているICTツールのなかで、タブレット端末については、パソコンほどの使用率ではないが、一般ワーカーのタブレット使用率11.9% に比べ、エグゼクティブ層のタブレット使用率は37.9% と高い割合になっています。
エグゼクティブ層にとっては情報収集をはじめ、ICT ツールを活用した働き方が今後も増えていくのではないかと推測されます。
- 理想の経営陣の資質は20代では「柔軟性」がトップ、30代以上は「リーダーシップ」。
エグゼクティブ層を除いた912 名のワーカーに「理想の経営陣にとって最も大切な資質」は何か聞いてみたところ、各世代で「リーダーシップ」が高い割合になっていましたが、20 代は30 代以上の世代と大きく差をつけて「柔軟性」が25%で最も高い割合でした。他にも、「主体性」「変革する力」の項目で20 代が最も高い割合でした。20 代の若手ワーカーはエグゼクティブ層に対して、自らが先頭に立って「変えていく」ことを望んでいると考えられます。
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調査名称:「エグゼクティブ層(役員、経営者)の業務に関する意識調査」
調査方法:インターネット調査
調査地域:首都圏
調査期間:2020年4月30日(木)~5月7日(木)
調査対象:首都圏の従業員規模100名以上の企業に勤務する20代~60代の男女
回答数:1,117名