築130年の古民家
――場所は。
「高山市一之宮町の奥にあり、JR高山駅から車で20分ほど。自然豊かで、水も奇麗、山並みも美しいところです。国指定天然記念物の臥龍桜も近くにあります。静かな環境でゆったりと過ごすにはぴったりです。宿泊については月・火・水曜は休業です」
――歴史を感じさせる建物ですね。
「築130年の古民家で、飛騨の匠が造り上げた建物です。傷んでいたらそのつどリフォームしており、万全です」
――温泉ですか。
「沸かし湯ですが掛け流しです(笑い)」
――料理は。
「季節に合わせた料理を提供しています。春は近くの野山で採れた山菜、夏は清流宮川の源流で取れた天然のアユやイワナ、秋はキノコ、冬はしし鍋といった具合です。もちろん飛騨牛も欠かせません。ご飯は自家生産コシヒカリです」
――自然を生かしたアクティビティが充実していますね。
「自然観察や、魚や肉の燻製(くんせい)体験、石窯ピザ焼きもできます。キノコ狩りではお客さまが採ったキノコを私が判別し、料理して提供すると喜ばれますね」
――客層は。
「中高年の方が多いですが、夏場は家族連れや若いカップルもお見えになります。以前はネット予約に対応していましたが、今はリピーターと口コミでのお客さまがほとんどです」
――接客で心掛けていることは。
「笑顔で対応すること。喜んでいただくのが何よりです」
――悩みといえば。
「家内も含め、高齢なので後継をどうするかですね。情熱があり、いい人がいれば継がせたいですね」
【客室10、1泊2食付き9千円から】