木（もく）へのこだわり強く
――場所、宿泊プランは。
「ＪＲ高山駅から徒歩約5分と、とても便利な場所にあります。宿泊プランは1泊2食付き、朝食付き、夕食付き、そして素泊まりとお客さまのニーズに合わせて選べるプランを用意しています。中心は1泊2食付きで、料金は1万2千円からです」
――風情のある、木の香りがする建物ですね。
「当館は『木（もく）へのこだわり』を持っており、建物は1991年、新潟県東頸城郡の豪農の館を移築・復元しました。豪雪にも耐えられるよう梁や柱、桁に太いケヤキ材を使い、また建築方法も釘を1本も使わずカシを打ち込んだ造りです。重厚で落ち着いた雰囲気を醸し出し、お客さまからも高い評価を得ています」
「いろり付きの客室もあり、和風旅館ならではの演出もしています」
――料理は。
「高山は飛騨牛が有名ですが、お客さまの期待を裏切らないよう（笑い）、Ａ5ランクの飛騨牛をはじめ、地元の旬の素材を用いた『合掌料理』をお出ししています。飛騨牛はセイロ蒸し、すき焼き、陶板焼きの中からお好きな料理法を選んでいただきます。夕朝食とも食事処で召し上がっていただきます」
――浴衣も選べる。
「女性のお客だけですが、品数もそろえており、お好きな色柄を選べます」
――客層は。
「最近は20～30代のお客さまも多いですね。カップルやファミリー層が中心です。外国人客も戻り始め、先日は7割ほどが外国人客でした。欧米やシンガポール、香港、ブラジルからのお客さまもいらっしゃいます。にぎわいが戻り、ホッとしています」
【客室17】
