郵船クルーズの客船「飛鳥Ⅱ」の堺港(大阪府堺市)寄港に伴い、客船飛鳥ゆかりの地、奈良県の橿原市、飛鳥地方への乗客向けオプショナルツアーが10日開催された。バス1台、乗客17人が飛鳥寺や石舞台、橿原神宮、神武天皇陵=写真=を巡った。
橿原神宮では、これまでにない内容で実施。内拝殿の正式参拝のほか、神楽殿での健康長寿祈祷が行われた。
橿原市は3月26日、天皇皇后両陛下が神武天皇陵を参拝し、譲位の報告をするため訪問されたことで注目を集めた。飛鳥地方や橿原市は新元号で注目を集めている万葉集ゆかりの地でもある。
クルーズ客船「飛鳥」は日本の黎明期に当たる「飛鳥時代」にちなんで命名された。「日本のクルーズ文化の黎明期を築く、海運史に残る船名に」との願いが込められている。