サクランボ生産量日本一で、人気ブランド品種「佐藤錦」発祥地の山形県東根市で4月22日、「果樹王国・東根さくらんぼ観光果樹園」のオープンセレモニーが行われた=写真はテープカット。市内各地でサクランボ狩りのシーズンが幕を開けた。
東根市観光物産協会(齊藤文四郎会長)が主催するセレモニーには、東根市の土田正剛市長、今年度の「ひがしねプリンセス」の4人をはじめ、同協会の観光部会代表者らが出席した。
あいさつした土田市長は「昨年は新型コロナウイルス禍により、観光果樹園のオープンを中止しなければならなかった。当市までの高速道の整備が進み、今年は近隣県から(多くの人が)サクランボ狩りに訪れることを期待している」と述べた。
出席者はハウス内の真っ赤に色づいたサクランボ狩りを堪能した。
東根市のサクランボは2017年に農林水産省から地理的表示保護制度の生産物に登録。他の生産地のサクランボと差別化を図っている。
温室での加温栽培のサクランボ狩りは6月初旬ごろまで、露地もののサクランボ狩りは6月初旬から7月上旬までが最盛期となる。