Trip.com グループとGoogle、with コロナ時代の「旅行トレンドレポート」を共同発表


Googleチャイナ オンライン旅行事業責任者のウィルソン・ウー氏

 Trip.com グループとGoogleは22日、with コロナ時代の「旅行トレンドレポート」を共同発表した。

「“Travel On”(トラベル・オン)」キャンペーンの一環として、世界最大級のオンライン旅行会社Trip.comグループ(Trip.com Group Limited)はGoogle社と共同で、「Trip.com GroupとGoogleによる旅行トレンドレポート」を発表しました。

Googleチャイナ オンライン旅行事業責任者のウィルソン・ウー氏(写真)が、Trip.comグループの「Travel On」発表イベントで「旅行トレンドレポート」を発表。

このレポートは、Googleトレンドの検索クエリ統計の分析、アジア太平洋地域で実施されたパイロット調査、およびTrip.comグループのビジネスインサイトデータなど様々な指標に基づき、withコロナの時代において、消費者が旅行業界の進化するダイナミクスにどのように反応しているか、および今後数か月間の旅行に関して予想されるトレンドの全体像を提供しています。

レポートでは、各地で徐々に旅行が再開され、規制が緩和されたことに伴い、特に短距離旅行への関心が高まっていることが示されています。そして旅行を検討している人のうち、今後3か月以内に旅行に行きたいと考えている人は約3割にのぼるということが明らかにされています。

調査結果では、アジア太平洋地域のユーザーが検索した7割以上が短期旅行の商品を占めており、国内および地域旅行が最も早く回復することを示しています。また、アジア太平洋地域のデータに基づき、今後の短期旅行先人気Top20を特定しました。その都市は、バンコク、ソウル、上海、済州道、東京、バリ、マニラ、釜山、西安、クアラルンプール、大阪、ペナン、ダナン、ビンタン、台北、シンガポール、パタヤ、香港、プーケット、マカオです。

「Trip.com GroupとGoogleによる旅行トレンドレポート」によるで特定された、アジア太平洋地域の「短期旅行先人気Top 20」(写真)。

さらに先を見据えると、状況が改善するにつれ次期人気旅行先Top20となる都市は、日本、タイ、香港、アメリカ、韓国、マカオ、台湾、イギリス、オーストラリア、カナダ、シンガポール、マレーシア、カンボジア、ベトナム、インドネシア、フランス、ドイツ、UAE、フィリピン、モルディブとなると予測されています。

「Trip.com GroupとGoogleによる旅行トレンドレポート」で予測された、「次期人気旅行先Top20」(写真)。

イベント「Travel On」内で、Googleチャイナ オンライン旅行事業責任者のウィルソン・ウー氏は、企業が旅行需要の復活に備え、旅行者の変化する期待に応えられるように、レポートでは業界が注目すべき重要な傾向も特定していると述べました。
「新型コロナウイルス感染症によるパンデミックの発生により、世界は未曾有の不確実性に直面しています。旅行ビジネスの通常期のダイナミクスが一変し、多くの人々にとって決して楽な時代ではなくなりました。しかし、この世界的な危機の真っただ中でも立ち直り、ニューノーマルに向かってイノベーションを起こす機会はあります。」と、ウー氏は述べています。

レポートの調査結果によると、旅行検討者は過去数か月の間に経験された不確実性を踏まえて、柔軟性を最も重要視しており、57%が旅行を予約する際に最も魅力的な要素として、無料キャンセルポリシーを挙げています。柔軟性に加えて、27%が旅行予約の主な動機として事前予約プロモーションを挙げており、25%が旅行中の保険による保障を希望していました。

「今こそ回復の需要を捉える時です。旅行会社は柔軟性のある商品とサービスで対応する必要があります。」ともウー氏は話しています。

Trip.comグループは「“Travel On”(トラベル・オン)」キャンペーンの一環として、柔軟な予約方式の導入、事前予約の大幅な割引、標準化された安全保障など、レポートの調査結果に対応する施策を開始することを同時に発表しました。旅行者の信頼を取り戻すためにこれらの施策を実施することで、同社は、今後数か月の旅行需要の回復を見込んでいます。

「私たちは再び旅に出かけ、世界の不思議を探求したいという想いに駆られています。世界に最も必要されているのは、自由で安全な旅行ができることにほかなりません。安全で柔軟な取り組み、そして驚きの割引価格、エキサイティングな新商品のご提供を発表しました。今度の旅行の計画を立てはじめ、旅への想いを巡らせるに、今がまたとない時なのです。」と、Trip.comグループの孫潔(ジェーン・スン)CEOは語っています。

 
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