TCL、街乗りできる米ポラリス社・本格派バギーの販売を開始

　輸入車・自動車関連用品販売のホワイトハウス(愛知県名古屋市、木村文夫社長)の子会社、TCL(ティーシーエル)は2022年12月20日、2022年12月より世界屈指の悪路走破性を誇る米ポラリス社のORV(オフロードビークル)、「RANGER(R)(レンジャー)」のコンシューマー向け公道仕様量産モデル「RANGER(R) XP1000TR」の販売を開始したと発表した。

公道も走れるバギー！？

　RANGER(R)は、スノーモービルやATV(All Terrain Vehicle：全地形対応車)業界で米国トップシェアを誇るPOLARIS社のメインブランドです。日本国内でも多くのレジャー施設に導入され、三重県にある日本最大級のレジャー施設『VISON』にて当社が運営する『ホワイトハウスヴィレッジ・バギーパーク』では、4,000坪の大自然を駆け抜けるアクティビティ車両として活躍しています。

東京消防庁でも稼働

　また、泥濘地、急傾斜地、浸水地などあらゆる地形を走破できることから、2020年4月には東京消防庁即応対処部隊へ全地形活動車として納入されました。主に情報収集や救助活動の初動対応、後続隊の進入路確保のための車両として配備され、2021年7月の熱海市伊豆山土石流災害ではいち早く現地に駆け付け、急勾配や瓦礫、ぬかるんだ道等で自在に走れる緊急消防援助隊として大活躍しました。

RANGER(R) XP1000TR

　このたび販売を開始した車両は、このRANGER(R)の公道仕様量産モデル「RANGER(R) XP1000TR」であり、悪路だけでなく公道を走れるATVとして需要が見込まれます。

バギーパークでも活躍中！

◆安心安全
量産モデルには、最新の999ccプロスターエンジンモデルを採用、ユーザーが仕事や遊びに打ち込めるよう、これまでにない3つの大きなアップグレードを用意しました。低照度下での性能を向上させるためのLEDヘッドライト、電子制御エンジンブレーキ、そして圧巻のヒルディセントコントロールシステムです。これらは1954年の創業以来、画期的な製品、豊かな体験とサービスを開拓し、人々にアウトドアで過ごす喜びを提供してきたポラリスの高品質な安心安全の追求から具現化されたものです。

◆不整地走破
オンデマンド式のAWD全輪駆動システムを搭載。これは4輪のうちどれか1輪でもトラクションが有れば走行を続けることが出来る構造となっており、走行中常に変化するトラクション位置の駆動輪に駆動力を伝えるシステムです。世界中の消防や警察、そしてミリタリーなど命を預かる公的機関がこぞってリーディングカンパニーのポラリスを指名してきた理由がここにあります。

◆快適性
およそ28cmもの快適なサスペンションストロークを備えたRANGER(R) XP1000TRは、スムーズでありながら、さらにワンランク上の快適性を実現します。調整可能なドライバーズシート、パワーステアリング、プレミアムチルトステアリングホイールなど、快適さに包まれた空間が広がります。

◆拡張性
RANGER(R) XP1000TRには様々な純正オプションが用意されています。特に豪雪地域での深雪エリアや泥濘冠水路を走破する為の4輪クローラーシステム、道路啓開の為のスノープラウ(除雪／排土板)システムなどは、これまで出来なかったことを可能にします。

【RANGER(R) XP1000TR 主要諸元】

エンジンタイプ：POLARIS ProStar(R)　2気筒DOHC

排気量　　　　：999cc

全長　　　　　：305cm

全幅　　　　　：158cm

最低地上高　　：196cm

ホイールベース：206cm

乗車定員　　　：2名

本体販売価格　：6,554,130円(税込)(店頭渡し)

※登録諸費用除く