LEVC Japanは、新型ロンドンタクシー 「TX」を日本で発売する。
LEVC Japan (本社:東京都渋谷区 代表取締役:小原学)はLEVC製新型タクシー「TX」を発表し、全国の販売店ネットワークを通じて予約注文の受付を2020年2月1日より開始いたします。お客様への配車は2020年6月頃を予定しています。
2019年で70年目を迎えたロンドンタクシーの歴史の中において、初の電動化モデルであり、以前より定評のありました「全ての乗客に対して使い勝手の良いインテリア」にさらに磨きをかけて新型「TX」を日本市場へ投入することになりました。
さらなる進化を遂げた新型 LEVC TXの特長
A レンジエクステンダー式ドライブトレインを採用
B アルミニウム製フレームに新工法の接着式を採用し軽量化を実現
C 全ての乗客に対して使い勝手の良い装備を標準装備
・車いすにやさしい
新型「TX」は、車両床面に設置されるスライド式スロープにより車いすの乗客に対して優れた乗降性能を備えており、最大で250kgまでの重量に耐えうるスロープの設計になっております。また、観音式ドアを採用することにより室内幅の最大化と乗降時の乗客への身体的負荷を低減化すると同時に介助時のドライバーへの負担の低減も重視した設計になっています。また、旧型よりご好評をいただいております回転式リアシートも、格納式ステップと同時にお使いいただくことにより、利便性に優れた乗降性能を実現しています。
・排気ガスを低減化したレンジエクステンダー
ドライブトレインは「e-city」と呼ばれる新しいレンジエクステンダーシステムを搭載しています。3気筒・1500ccガソリンエンジンを発電用に、駆動方式は100%のモーター駆動となっています。このシステムの採用により滑らかな加速性能と高い静粛性、そしてメンテナンスコストを抑える24000キロ毎の主要サービスインターバルを実現することが可能になりました。また、耐久性に優れる水冷式の32Kwリチウムイオンバッテリーを搭載し、外部からの急速充電にも対応しています。
・アルミ構造による軽量化
レンジエクステンダー化による車両の重量増を抑えるために、ボディの基本骨格はアルミニウム製となり溶接を一切行わない独自の接着焼付工法にて製造されています。ボディ外板は特殊繊維素材にて成形され高い耐久性と耐候性、そして車両重量の低減化を実現しています。
LEVC社とは:旧LTI(London Taxi International)社より名称をLEVC(London EV Company)へ2017年に変更。2013年2月より浙江吉利控股集団(ジーリーホールディンググループ)傘下となる。本社をイギリス・コヴェントリー近郊のアンスティに構え、年間生産台数3500台(2019年度実績)。
浙江吉利控股集団(ジーリーホールディンググループ)とは:スウェーデンのボルボ、イギリスのロータス、そしてLEVCを傘下に収める中国の自動車メーカー。マレーシアのプロトン、メルセデスベンツの筆頭株主でもあります。