近畿日本ツーリスト(KNT)は、海外旅行の観光素材に精通した社員を目的地別に養成する「トラベルアドバイザー」という社内制度で、初開講の台湾コースを修了したグループ社員624人をこのほど認定した。修了者を台湾観光協会が公認することになり、2月22日には台北市にある台湾交通部観光局を19人が訪問、認定証を手渡された。
トラベルアドバイザー制度は、国・地域別に自然、歴史、文化などの知識を習得することで、販売力や企画力、提案力を強化、販売拡大につなげるのが目的。担当部署を問わずグループ全社員を対象に試験を実施している。
台湾を訪問した19人は、同観光協会の張学労会長の同席のもと、台湾交通部の頼瑟珍観光局長から認定証を授与された。代表であいさつしたKNTのECC事業本部カンパニー中央法人旅行支店の福岡美雪さんは「試験は大変だったが、台湾を知る良い契機になった。今後の誘客に生かしたい」と抱負を語っていた。
代表者の福岡さん(左)と、台湾観光局の頼局長(中央)、台湾観光協会の張会長